クロシドライトとは?
- bunseki8
- 2024年8月6日
- 読了時間: 1分
更新日:2024年10月8日

↑(クロシドライトの写真・多色性)
クロシドライト(青石綿)は角閃石族に属するアスベストで、波状になっているものもありますが、基本的には青く直線的で針のような形状をしているものが多いです。
熱に強く、主に吹付け石綿として使用されており、石綿セメント高圧管などにも使用されていたようです。断熱材や防音材にも使用されていました。
他のアスベストには多色性がありませんが、クロシドライトには多色性があり、縦が灰色、横が青色になります。この多色性から同定することができます。
クロシドライトはアモサイトと同様に南アフリカの大鉱山から採れることが多く、日本もそれを輸入して使用していました。
クロシドライトは他のアスベストに比べもっとも毒性があり、大変危険なアスベストです。
取り扱いには特に注意する必要があります。
クロシドライトは一般的によく見かける宝石にも含まれています。
クロシドライトに石英が浸み込んで硬化したものをホークスアイ(色は灰青色)、酸化して茶色に変化したものをタイガーズアイと呼びます。これらは極度に風化するか、完全に石英化していない個体でない限りは、そのままの状態で飛散することはありません。
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